3時間目 『おなにーじっしゅう』オレたちは先生から驚きの言葉を告げられた。
「ここからは実習をします。
実習内容は『オナニーの仕方』についてです。
みなさんにはビデオを見ながら実際にオナニーしてもらいます」
―は?
…
え……?
ちょっ………!
「「「「「「「「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ???!!!!」」」」」」」」
男子みんなによる悲鳴のような驚きの声が一斉に上がる。
当然だろう。
オナニーの実習になるなんてまったく予想してなかった。
たしかにさっきしたいと思ったけど、それは自分の部屋とかでであって…。
「みなさんの驚きも分かりますが、これは授業ですから恥ずかしがらずにやってもらわなくてはなりません」
「他のクラスでも同じように実習をしますので、みなさんだけがするわけではないですし、これはあくまでも授業の一環なので恥ずかしがらずに実習を行ってください」
授業だから仕方ないのかな?でもやっぱり恥ずかしいよ!
みんなキョロキョロと左右に目を配り、お互いの様子を探り合っている。
みんな本当にするのか、反抗するべきか迷っているのだろう。
しかし、みんな探り合うばかりだった。
どうやら「そんなことできる訳ないだろ!」という気持ちよりも「してみたいけどみんなの前じゃちょっと…」「恥ずかしいし…」というのがみんなの思いのようだ。
まあ、オレも人の事言えない。
自分だってそう思っているからだ。
「みなさん、これは大事なことなので恥ずかしがらずに積極的な参加をお願いします。いいですか?」
「はい」「はい…」 … …
仕方ないか…というように承諾の返答が上がる。
しょうがない、恥ずかしいけど腹をくくってガマンだ。
どうせ前の授業でチンチン見せあってるんだし、ちょっと違うことするだけだ。
それに恥ずかしい気持ちもあるけど、さっきのビデオをみせられて自分もしてみたいとは思っていた。
それが早まっただけだ。
そう自分に言い聞かせ、実習への覚悟をした。
「ありがとう。では実習を始める前に黒板を見てください」
そう言って先生は用意してあったキャスター付きの移動式黒板をひっくり返す。
するとそこには『正しいオナニーの仕方』と描いてあった。
「さきほどのビデオでも言っていましたが、オナニーの仕方にはいろんなやり方がありますので、正確にはこれだけが正しいわけではありませんけどこのやり方が基本となります。
これを覚えたうえでビデオを見てください」
―たしかにさっきのビデオの少年もこのようにオナニーしていた。
これが基本というのは間違いなさそうだ。
「はい、ではビデオを再開します。ビデオでは初めから詳しく解説されますのでその通りにしてみてください」
【オナニーしてみよう!】画面の再生が再び再開された。
テロップが消えるとマットのようなものが敷いてある空間が映し出された。
誰もいなかったのであれ?と思ったけど、画面の左端から男の子が画面中心まで歩き、正面を向いた。
とても可愛い少年だ。
『みなさん、はじめまして!これからボクがみなさんにオナニーのやり方について説明します!今これをみているみなさんもボクと一緒にしてみてね!よろしくおねがいしま~す』少年は恥ずかしさを感じさせない口調で元気よく説明を開始した。
…あれ?なんかこの子テレビで見たことある気がする…誰だっけ?
えーと…
「なぁ、あれ仏石隆之助じゃないか?」
―あっ!そうだ!
「ほんとだ!仏石隆之助くんだ!」
「だよね!俺も気になってた」
天才子役として評判だった 仏石隆之助(ほとけいし りゅうのすけ)くん。
たしか今は高校生位になっていたはずだから何年か前の映像ということになる。
見たところオレたちと同じ年の頃のようだ。
こんな仕事までしてたなんて…。
芸能人って大変だなぁ。
さっきまでの映像に出演してたのも同じ事務所の子役たちだったのかな?
『まずは服を脱ぎます』画面に映る隆之助くんが立ったままゆっくりと一枚づつ服を脱いでいく。
男の子らしく潔い脱ぎっぷりは恥ずかしさを感じさせない。
オレたちも同じように立ち上がって一枚ずつ服を脱ぎ捨てていった。
シャツ、ズボン、靴下、と順番に脱いで、パンツのみの姿となる。
そして画面ではついに最後の一枚を脱いで裸になった少年の姿が映った。
よく体調管理されているのか健康的で穢れない裸体だ。
チンチンは多少大きめかな?
少年らしくまだ皮は被っているみたい。
『みんな裸になったかな?裸になったら次に進みます』周りを見渡すとみんな服を脱ぎ終わり、裸になっていた。
なかには待ちきれずチンチンを勃起させている子もいる。
『次に手で自分のチンチンを触ってください。
あ、できればオナニーの前には手をきれいに洗ってね!』
隆之助くんは右手で自らのチンチンに軽く触れた。
俺たちもその真似をする。
『次にチンチンをいじって勃起させます』
隆之助くんは5本の指先をうまく使って揉んだり、しごいたりしている。
『僕はいつも指先で揉む感じで勃起させてますが、こうやって振ったりとかこねる感じですることもあります』実際に振ったり、こねたりしてチンチンを勃起させていく所を見ながらオレたちもその真似をした。
「ん、」
オレは指先でいじるやり方を真似てみた。
隆之助くんの手本を見ながら同じようにして動かすとちょっと気持ちよくなって、チンチンが膨らんできた。
「あ、おっきくなってきた…」
ムクムクと膨張し、固くなっていく自分のチンチン。
意図して大きくさせたことは初めてで、ちゃんとおっきくなっていくことに感心した。
膨張を始めたチンチンはすぐにピンと勃起し上を向いた。
「わ…こんなに固くなった…。へぇ…」
こんなに自分のチンチンを凝視したのは初めてかもしれない。
予想よりも大きく固くなったペニスにびっくりだ。
『チンチンが勃起したらチンチンを手で握ります。ギュッと握らないで軽く握ってね』隆之助くんがチンチンの中間あたりを軽く握った。
言われた通り軽く真似をして握った。
『やりづらかったら握らないでこんなふうにつまんでもいいよ』親指と人差指、中指でつまんで見せる隆之助くん。
こっちも真似してみたけどとりあえず握るやり方でいいかな。
『試しにちょっとだけ動かしてみよう!』隆之助くんがチンチンを握った手を前後に揺する。
オレたちもその真似をして動かしてみた。
「ん…」
ゆっくりと前後にゆすってみるとムズムズとした感覚がチンチンに広がる。
不思議な感覚だ。
なんだかジワーッと広がる感じ。
ずっと続けていたくなる。
10往復もしたところで動きを止める隆之助くん。
名残惜しく感じながらこちらも動きを止める。
『どうだった?気持ちよかったでしょ?』確かに気持ちよかった。
『オナニーってもっともっと気持ちイイんだよ!』もっともっと気持ちいいってどんな感じだろう?
『次はオナニーの時の姿勢についての話だよ』
『オナニーにはいろんな体位があるんだ。自分の好きなスタイルをさがしてみよう!ぼくの真似をしてみてね』『まずは立位。立ってするオナニーだよ。
スタンディングマスターベーション…とかいってみたりして…アハハ…』隆之助くんが立ったままチンチンをしごくのを真似して動かしてみる。
『場所はとらないけどちょっと疲れるかも。外でオナニーするときにおすすめかな』いや、外ではしないんじゃ?
『立位の変形としてしゃがみと膝立ちなんていうのもあるよ』試しに真似してみたけど、しゃがみながらは足が痛い…。
『次に座位。座ってするオナニーだよ。
この姿勢でする人が多いみたい。
ビデオやなんかを見てエッチな気分になりながらするときにおすすめだよ。
伸脚座位やあぐら座位なんかに分かれるよ』そう言って実際にやってみせる隆之助くん。
オレも真似してみたけど確かにやりやすいかも…。
『正座でもいいんだけどボク正座が苦手で…。大丈夫な人は試してみてね。
あと、椅子に座ってするのも座位に含まれるかな?
椅子に座ってオナニーする人も多いみたい』
『次は四つん這い。犬みたいなポーズだね。
ちょっと変態な気分で興奮するかも?
たぶん少数派かな…』真似してやってみると確かに変なことをしているような気分になるなぁ。
『次は仰臥位。仰向けのことだよ。
このポーズもよく使われるポーズだよ。
足を立てたり伸ばしたりの変形をするけどお好みでどうぞ♪
腰の下に枕やクッションを入れるとやりやすいよ。
ベッドや布団の上でオナニーするときによく使われるんだ』このポーズは楽だなぁ。
よく使われるのも納得だ。
『次に側臥位。横向きに寝そべる格好だよ。
これもよく使われるよ。
エッチな本を読みながらオナニーするときにおすすめ。
このポーズをとるときには片手で肘をついて頭を支えると楽だよ』
真似してみるとこれも楽だった。
確かに本を読みながらしやすいかも。
そういえばちょっと前に見たビデオの男の子もこんな姿勢だったっけ…。
『次に伏臥位。うつ伏せのことだよ。
これはチンチンを床に擦り付けるやり方でこすりつけオナニーって言ったりする。
できればこのやり方をするときは床にタオルとか敷いてやってね。
そうしないとたぶん痛いと思うし、後の掃除が大変だよ』…たしかに床に射精しちゃったら掃除が大変だよね。
『基本的な姿勢についてはこんな感じ。自分なりの好きな姿勢を探すのもいいかも』
『さて!ここからが本番!ボクと一緒にオナニーしてみよう!』とうとうしちゃうんだ…。
オレはドキドキしながら画面を見つめる。
『今回は座位でするからその場に座ってね』指示に従って床に座った。
『この姿勢のときは疲れたらちょっと後ろに手をついたりすると楽だよ』隆之助くんが足を伸ばして足を開いた格好で実演する。
オレもそのポーズの真似をしてみると、なるほど楽だ。
『オナニーのときに大事なのはリラックスして楽しむこと!
緊張して無理矢理しても気持ちよくないからね!
ゆーっくり呼吸するといいかも』
『吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー…』これからオナニーしちゃうんだと逸る気持ちをゆっくり呼吸して落ち着けた。
『リラックスできたかな?リラックスしたらオチンチンを軽く握ってね!軽くだよ!』言われた通りチンチンを軽く握ってみる。
『はい、じゃあ、ゆっくり動かしてみて。
イチ、ニ、イチ、ニ…』隆之助くんの動きにあわせてゆっくりとチンチンを握った手を上下させる。
しばらくそれを繰り返していると、じんわりと気持ちよくなってきた。
『チンチンが気持ちよくなってきたでしょ?
そしたらちょっとスピードアップ!
イチニ、イチニ…』隆之助くんの動きが早くなり、それに速さを合わせスピードアップしてみるとより気持ちよさが強まっていく。
しばらくそのままチンチンをしごき続けた。
『このまま動かしててもいいんだけど、時々大きくゆっくり動かしたり、小刻みに早くしたりして変化をつけるともっと気持ちいいよ。
握ってやってるなら指先だけでやってみたりを混ぜるといいかも』画面で実演されるとおりに真似してみると、新鮮な感じがして飽きないし確かに気持ちよかった。
『あとねー、オチンチンのここんとこ。ここのくびれのとこだけいじるのもイイよ』そういってチンチンのくびれのところを皮の上からいじって見せる隆之助くん。
『オチンチンがムケてるひとは直接いじれるけど、まだな人は直接だと痛いから皮の上からいじってね。
でも皮の上からでもとっても気持ちイイから試してみて!
あ、でも皮を引っ張っちゃだめだからね。
伸びちゃうかもしれないし』言われた通りグリグリと皮の上からいじってみるとビリビリと電気が走ったような気持ちよさがチンチンに走る。
これ、イイかも…。
『シコシコって動かすのと先っぽを指でイジったりするのを混ぜてみてね。
いろいろ試していろんな気持ちよさを楽しもう!』
画面を見ながらいろんなイジリ方を混ぜてみるとホントにそれぞれ違う気持ちよさがある。
教わったいろんなやり方を試しながらしばらくオナニーを続けているとどんどんチンチンが気持ちよさを強めていった。
気持ちよさが強まるごとに口や鼻から出る息が荒くなっていく。
教室中からハァ、ハァ、という息とチンチンをこするシュッ、シュッという音が聞こえてもうオナニーのことしか考えられない。
気持ちイイ…
オナニーって気持ちいい!
『みんな気持ちよくなってる?オナニーって気持ちイイよね!』
うん!気持ちイイ!やめられなくなるかも…
『ン…オナニー覚えちゃうとやめられなくなるよ!
実はボクも1日おきくらいにしてるんだ…テヘヘ…。
でも、やめられなくなるのがフツーだからそれでいいんだよ!
したくなったら我慢しなくていいんだ』
そっか、やめられなくってもいいんだ。
我慢しなくてもいいんだ!
オレはもうオナニーをやめられなくなるだろうことを予想していた。
でもそれがフツーなんだからいいんだ!
もう既にチンチンには甘い痺れが広がり、ここでやめることなんて考えられないほど気持ちよくなっている。
ジーンと広がる快感はクセになりそうだ。
『はぁ、はぁ、チンチン気持ちイイよね。
気持ちよくなってチンチンがジーンとしてきてると思うんだけどっ、ン、ァッ、チンチンの根元の方からなんか登ってくる感じがそのうちにしてくると思うんだ…あっ、っ』
『ずっとチンチンイジッてるとその感じが、強くなるからっ…そしたら「もうガマンできないっ!」って感じたらシコシコシコシコッていっきにラストスパートかけてみてっ…!
すぐになんか出そうになると思うよ。
そして一番気持ちよくなったら射精しちゃうんだ』あ、確かに根元の方からなんかちょっとだけ登ってくる感じしてきてるかも…。
もうちょっとで射精しちゃいそうってことかな…。
ん、あ、や、ヤバ…が、ガマンできなくなってきたかも…。
オレのチンチンはすでに紅に色づいてその快感を主張している。
『ん…ぼ、ボクもうすぐ射精しちゃいそうかも…』画面に映る隆之助くんのチンチンも赤みをまして気持ちよさそうだった。
結構みんなもう限界きてるのかな…。
そう思った時だった。
近くから声が聞こえてきた。
「あ、あっ、あっ、な、なんか出る…ん、んんんんんんっ」」
みんないっせいに声のした方を向いたその時、クラスメイトが我慢できずに射精を始めた。
生まれて初めてだと思われる男の子の射精はとても勢いが良く、高く射ち上げられた精液は次々に床へと落下し、床を汚した。
ガクガクと痙攣するように射精するクラスメイトの姿はその強い快感を言葉にせずとも伝えていた。
口を開けて喘ぎつつ射精の快感を味わったクラスメイトは射精を終えると荒く息をつき
「やべー…射精、超気持ちよかった…」
と言って満足そうに姿勢を崩した。
『射精しちゃいそうになったとき、ハァ、ハァ、オチンチンの先にティッシュか手のひらをあてて受け止めると周りが汚れないよっ!
あ、でも座位のときはお腹とか胸に向けて射精してから拭いても大丈夫』と隆之助くんがちょうど画面で言っていたが、ちょっと遅かったみたい。
他にも自分以外にクラスメイトが射精して安心したのか少しずつ射精する子が出始めた。
教室には栗の花のような匂いがたちこめる。
―精液ってホントに栗の花みたいな匂いなんだなぁ…。
オレもすでに快感と興奮がピークに達しようとしていた。
みんな周りにいるのに射精してしまうことへの恥ずかしさが気にならなくなり、で気持ち良くなることに集中してしまう。
もう、自分の意思で手の動きを止めることは出来そうにない。
そのつもりもなかった。
精神的なストッパーを取り去られた少年の性器は容易く絶頂へと登っていく。
「はぁ… はっ、ぅ、ふっ
うわ…ぁ…な、なんかっ…!
変な感じっ、するぅ…っ!」
オレは高まる快感となにかがせり上がってくる感覚に戸惑い、困惑した。
でもこれが何なのかはもう分かっていた。
これが射精しそうという感覚なのだと。
知らなかった強烈な快感。
できるならずっと感じていたい。
でももうこの放出の欲求をこらえることはムリだった。
急速に高まっていく快感メーターはレッドゾーンへ突入し、ついには針を振り切った!
もう我慢できないっ!
訪れる絶頂の寸前目に入った画面では自慰の喜びを伝えていた少年がクライマックスを迎え、体いっぱいにその喜びを表現していた。
とっさに同調した自分の体は同じ動作で終わりのときを迎える。
「あっ、あ、あ、あ、んんんんっっっ!!!」
ビュッ ビュル ビュルルッ ビュルルルッ湧き上がる快楽のビッグ・バン。
想像を超える快感の爆発が体の制御を手放させ、精神を天上の楽園へと連れ去っていく。
こんな気持ちいいことがあったなんて!
射精の快感は先程までと比べてすら比較にならない。
この快感をもっと感じていたい。
しかし衝撃的な快感は僅かののちに余韻を残して消えていってしまった。
そのことを残念に思いながらも予想を超えた快感に満足の吐息をついた。
「ハァ…はぁ、す、すご…かったぁ…めちゃくちゃきもちい-…」
オレはオナニーがクセになってやめられなくなるというのを納得した。
当たり前だ。
こんなに気持ちいいことを止められるはずがない。
誰だって一度知ればやみつきになるに決まっている。
しかもこの快感をいつでもどこでも味わうことが出来るんだ。
そして誰にも迷惑をかけなくても自分一人だけで出来る。
これだけの好条件で害がないならやらない方がどうかしてる。
オレもこの気持ち良さをもう知ってしまったんだ…
もうやめられない…。
快感の余韻にひたりながら画面へと目を向けると隆之助くんが左手を開いてカメラへと向け、はにかみながら放出した精液を見せていた。
『てへへ…射精しちゃった…』
『このビデオを見ているみんなも一緒に射精してくれた?
どうだった?
気持ちよかったでしょ?』『気持ちよくなったあとはちゃんと後片付けしよう!
ティッシュを用意して置いて、精液を綺麗に拭いとります。
床とか汚しちゃった場合はきちんと綺麗にしよう。跡が残っちゃうからね』画面ではティッシュを使って後片付けについて話しているけど、オレたちはどうしたらいいのかな…、ティッシュとかないんだけど…
他のクラスメイトたちも既に射精を終えていたものの後片付けが出来なくて困っているみたいだ。
しかし当然録画なので、画面には掃除が終わり服を身につけていく少年が映るだけだ。
『みんなオナニーのやり方はわかった?ボクがみんなの役に立てたならうれしいな♪
自分なりのやり方なんかも考えてみてね!
したくなったら無理しないでオナニーして大丈夫!
あ、でも人に迷惑をかけるような場所とかはダメだよ?
時と場所を考えて楽しくオナニーしよう!
じゃあね、ばいばーい』
ここでオナニーについてのビデオが終わり、停止した。
すごい内容だった…。
忘れられそうにないよ。
ところで、ホントにこの精液どうしよう…。
「せんせー、ティッシュとかないですかー?後片付けしたいんですけどー」
誰かが代表して先生に聞いてくれたみたい。
「みんな終わったみたいですね。
では今からスポイトとガラス皿とウェットティッシュを配るので精液をスポイトで取って、できるだけガラス皿の中に入れてください。
いまから、みんなに自分の精液を顕微鏡で見てもらおうと思います」
そう言って用具を配っていく先生。
ちょっと興味あるかも…。
「まだ射精出来なかった子は申し出てください。
その子にはすいませんが誰か見せてあげてください」
まだ射精をできるようになっていなかった何人かが先生に申し出ていたようだ。
オレは用具を受け取ると、左の手のひらに付着した精液をガラス皿にできるだけ集めた。
透明なガラス皿の上には白く濁った液体が乗っている。
オレは初めて出した自らの精液をよく見てみた。
完全に真っ白ってワケじゃなくて透明な部分と濁りの濃い部分があるし、ちょっとクリーム色も混じってるかも…?
臭いはオレの精液もみんなと同じように栗の花の臭いがした。
ちょっとつまんでみるとヌルヌルしている。
次にちょっと抵抗はあったが好奇心に負けて精液のついた指を少しだけなめてみた。
「ん…」
なめてみた味はちょっとしょっぱ苦い感じだった。
ちょっと意外…
その後はウェットティッシュで手を綺麗に拭く。
ついでにチンチンも拭いておいた。
だってちょっと精液ついてるし…。
「精液を集め終わったら持ってきてください」
いくつか顕微鏡が机の上に用意されていた。
さっそくみんな並び、顕微鏡で自分の精液を観察するのを待つ。
みんなワクワクとした様子で歓声をあげている。
「うわっ すげー なんか動いてる!」
「たくさんいるよっ! へぇー」
「あっ ホントだ! いるいるー」
先に顕微鏡を使って精子を見た子たちが楽しそうにしているのを見て俄然興味がわいた。
早くみたいよ!
早く交代して!
期待にウズウズして待つことしばし、順番がやっときた。
ちゃんと精子がいるのかドキドキしながら顕微鏡をのぞくと…
「あっ いたっ!」
うわっ うわぁ すごい! 動いてる!
いたよ! 精子いた!
自分で出した精液の中で精子が動いていることに感動する。
ちゃんと元気に泳ぎ回っている姿をみることが出来てホッとした。
しばらく精子の観察を続け、次の子に譲る。
みんなのぞき込んだ瞬間に感動の声をあげている。
自分の体から出たものが動いてることに感動を隠せない。
しばらく観察を続けたあと、授業の時間が迫り、服を着た。
キーン コーン カーン コーン … …チャイムが学校に鳴り響き授業の終りを告げた。
クラスに戻った後の話題は当然さっきの授業についてだ。
男子たちだけでヒソヒソと内緒話をする。
「なあなあ、さっきの授業すごかったな!」
「ああ、ビックリしたよ!それに気持ちよかったし…」
「オレ、もうオナニーやめれそうにないよ…」
「あ、オレもオレも!あんな良い事やめられないよな」
「オレはビデオにもビックリしたけどな」
「確かに!仏石くんでてきたのにも驚いたな!」
「芸能人も大変なんだね…」
その後もしばらく話題は尽きず、大いに盛り上がった。
次はなにを教えてくれるのかなぁ…
{続く}
【登場人物】
仏石 隆之助(ほとけいし りゅうのすけ)
~学人たちが保健の授業で見せられた性教育ビデオに出演していた。
小さい頃から子役として活躍。
多くの出演作があり、映画やドラマで天才子役として人気を博した。
声優などとしても活躍し高い評価を得る。
- 2010/05/28(金) 07:11:42|
- 幼きアダムとイヴたちへ
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