第三話 競技会 前編※今回は前後編です。
今日もまた朝が来た。
僕が教室でウンチさせられたあの日から、僕たちは今まで以上にペットとしての扱いを受けている。
愛玩目的ではなく玩具として…。
あの恥ずかしい制服と首輪、尻尾ももちろん毎日着用させられている。
家から着用しているのだが、ちゃんと隠せば、意外とバレないんだ。
ばれたらどうしようと思ってたけど、大丈夫だったのにはホッとした。
恥ずかしいことには変わりないけど…。
今、ちょうど身支度を整えて学校に向かう準備をしているところだ。
パジャマを脱ぎパンツも脱ぎすて全裸になる。
そしてまず、『尻尾』を身につける。
〈チュプッ〉「んぅっ…」
尻尾の珠を一つづつ体内に収めていく。
何回も繰り返し、常に肛門に挿入している状態で過ごしていても、この瞬間は慣れられないんだよね…。
すべて体内に収めるとお尻に異物感を感じるのだが、少しすると気にならなくなってくる程度には慣れた。
初めは異物感が強かったが、最近ではむしろ快感を強く感じる。
調教によって開発された快感を感じることに幾ばくかの羞恥を覚えるが、気にしないよう心がける。
お尻から生まれた快感に反応し、チンチンが勃起してしまうのもいつものことだ。
僕は下半身を裸のまま後回しにして、上半身の準備にかかる。
首輪を着用し、Yシャツを身につける。
ネクタイを緩く巻くことで首輪を上手く周りから見えないようにすることにも慣れてしまった。
ここまで準備する頃には勃起も収まっているので、半ズボンを穿く。
フィット感は心地いいのだけど、ピッチリとフィットしているためチンチンがことさら強調され、もっこりどころではなく性器の形そのままに浮き上がってしまうのでこればかりは恥ずかしくてしょうがない。
最近では無意識に股間を隠す癖がついてしまった。
最後に靴下を身につけ、準備完了だ。
「今は7時40分か。そろそろ綾人も準備終わったかな」
僕はうまく股間を隠しながら玄関に向かい、靴を履いて外に出た。
「行ってきまーす」
〈ガチャッ〉隣の家から綾人が出てきた。
よし、どんぴしゃ!
「おはよう、綾人」
「おはよう、将人」
僕たちは二人でいつものように学校に向かった。
「そういえば昨日のSWAP×SWAP見た?」
SWAP×SWAPっていうのは月曜10時からやっている番組でもう結構長いこと続いてる番組らしい。
SWAPっていうジョニーズ事務所のアイドルグループの代表的な番組として高視聴率を誇る番組だ。
最近、半分は料理番組みたいになってるけどなんか面白くて見ちゃうんだ。
「うん、見てたよ。なんか出てきたメニューがおいしそうに見えたらしくてお母さんが『真似して作ってみようかしら』って言ってたけど、いつも言ってるんだよね。
本当に作ってくれたことはまだないけど(笑)」
「うちと同じだ。僕のお母さんもよく言ってるんだけど作ってくれたことないんだよね。
っていうかあの番組ってどう考えてもレシピをプロが考えてるよね。
芸能人が即興で言われて作れる料理じゃないって、絶対!」
あの料理を即興で作るとか、明らかに無理と僕は昔から思っているんだ。
「そうだね。あれはどう考えてもあらかじめ作ってるよね。どう考えても上手過ぎ。」
僕たちはそんなどうでもいいことを話しながら学校へと向かった。
毎日こういう時間だけは学校に行くことを嫌だと思う気持ちを忘れられる。
そのため、ことさらテンションをあげて会話を楽しむんだ。
でも楽しい時間は学校につくことで終わってしまった。
学校に入ってからはいつ恥辱を味あわされるかわからないから常に気が休まらない。
だからこそその前に元気を溜めてるんだけどね。
今日も覚悟をきめて教室に入る。
「みんな、おはよう」
もう大体みんな来てるみたいだ。
教室を開けて全体を見渡すと後ろの方に人だかりができている。
そちらの方を見ると猿渡 厚志(さるわた あつし)君が全裸で芸能人の物まねをしている。
猿渡君はとっても人の特徴をとらえるのが上手で物まねが上手い。
正直、テレビで見る物まね芸人なんてあれに比べたら大したことない。
レパートリーも豊富でいくつでも真似できると豪語している。
今日はたぶん、運悪くきまぐれでやらされているんだろうな。
周りを囲んでいるのは女子たちだが、あまりのマネの上手さに男子も見入っている。
今は赤い顔になりながらも、物まねの定番プロレスラーの榎木の物まねをしている。
そこから怒涛のお笑い芸人メドレーに入り、井村拓哉、福川雅治、ビートたけるなどの物まねの定番ラッシュに入った。
あまりに凄過ぎて、もう全裸とかみんなどうでもよくなっている。
「凄い…さすが猿渡君。」
思わず言葉が漏れた。
そろそろホームルームの時間なので突然の余興も終わり猿渡くんも解放される。
彼には悪いがなんかいいものを見せてもらった。
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いつものように始まった授業の時間は淡々と過ぎ去っていき給食の時間になった。
躾の時間以来僕たちは相変わらず全裸で犬食いをさせられているんだけど、みんな不本意ながら慣れてきて上手に食べれるようになったので、今では給食時間が終わるまでに全員がメニューを食べきれるようになった。
人間の順応力って結構凄いみたいだ。
そして今日も放課後になり、『僕たちにとっての地獄、女子たちにとっての娯楽』の時間がやってくる。
美貴様がなにか面白いことを考え着いたらしく、僕たちはここしばらく命令以外での射精および家などでのオナニー禁止を命じられている。
今度は何をするつもりなんだろうか。
「男子〈ペット〉たちちゃんと射精禁止の言いつけは守ってるわね?今日はあなたたちに面白い競技をしてもらうわ」
美貴様はそう言って黒板にチョークで
『第一回 オナリンピック』
と書いた。
??
何それ?
でもなんとなく予想がついてしまった。
「これから第一回 オナリンピックを開催します。みんな拍手ー」
「まあ、タイトルからある程度何するかわかるわよね?みんなにはいろんな種目で競ってもらいます。成績の下位三名には罰ゲームを与えるので頑張るように。
もちろん順位がビリの子が一番つらい罰よ。逆金、銀、銅メダルって感じね。」
うっ…ビリから三位以内に入らないように気をつけないと。
「競技は今のところ一日にひとつをやる予定よ。そうしないと公平じゃないし、さすがに大変だからね。何種目あるかはまだ教えない。」
そんなに何種目もあるの?!
「じゃあ、第一種目目を発表します。
一種目目は
『タイム・トライアル』よ。」
タイムトライアル…?
「ルールは
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
①オナニーして射精するまでの時間を計測。
②手だけを使う条件の範囲内でオナニースタイルは自由。
③競技は5人一組で行う。
④時間計測は首輪のストップウォッチ機能を使って行い、「スタート」の音声で開始し、射精と同時に「ストップ」の音声で止める。
⑤競技の組は出席番号で5番づつ区切って作る。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
とします。」
「特に質問がなければ始めるわ。まず1番から5番まで出てきて、首輪以外の衣服と尻尾を外してこちらを向きなさい。」
僕は最初の組になるようだ。
{秋常 有栖川 戌井 猪瀬 卯崎}の5名が最初の組となる。
命令に従い、前の方に進んで皆の方を向いた後、服を脱ぎ全裸になる。
お尻に指をかけ、割り開くと尻尾の先に付いたわっかを指に引っ掛け、一気に抜きとる。
「ふ…ぅ んぁっ」
ニュポッと抜ける瞬間排泄の快感が走る。
僕のチンチンはその快感で半だちになっている。
僕たちは全ての衣服を脱ぎ去るとその場に座り込んだ。
「準備できたみたいね。それじゃはじめるわよ。」
「よーい、『始め』」
「「「「「スタート」」」」」
僕はM字開脚のような恰好で後ろに左手をついて手早くチンチンを刺激し、勃起させるとチンチンを激しくしごきあげる。
「んっ ふっ ふぅっ ふっ」
教室には僕たちの息遣いとチンチンをしごく音だけが響き渡る。
早くイカないと!と気持ちだけが急いてしまい、中々チンチンが気持ち良くなってこない。
さらに僕のチンチンはみんなより大きいせいで往復に時間がかかるため、ハンデになってしまう。
急がないと!
みんな、それぞれがやりやすい態勢とやり方でオナニーをしている。
秋常君は両手を使って巧みにチンチンを刺激し、
有栖川くんは僕と同じような態勢でオナニーしている。
猪瀬君はひたすら激しく高速でしごいているようだ。
卯崎くんは包皮の上から亀頭のふち周辺を重点的に刺激するやり方をとっている。
2分程経った頃、有栖川くんがオナニースタイルを変え始めた。
コロンと床に背をつけると左手の中指を口に含んで唾をまぶし、その指をなんとお尻の穴に挿入し始める。
「んぁぁ ぅん あっ」
根元まで指を挿入するとグニグニと中で動かしながらチンチンをいじる有栖川くん。
そうしてから1分ぐらいしたころ有栖川くんが
「あっ ああぁ んっ 射精しそう…」と口にしたかと思うと、有栖川くんのチンチンから精液が噴き出す。
〈ビュルッ ビュッ ビュッ〉「ストップ!」
まず、有栖川くんが射精した。
ヤバい、急がないと!
さらにだいたい1分後卯崎くんも射精した。
残り3人だ!
そしてしばらくすると次に秋常君も射精してしまった。
(ヤバいヤバいヤバい、早くしないと!)
僕のチンチンも既にかなり快感を感じてはいる。
だが、今すぐ射精できそうか?といえば否だ。
このままじゃまだまだ何分もかかりそうだ。
隣を見ると真っ赤な顔をした猪瀬君が相変わらず猛然と激しくオナニーしている。
チンチンも赤く染まり、息もかなり荒くなっている。
疲れているのもあるのかもしれないけど、このままじゃ僕だけが置いてイカれちゃう!
そう考えた僕は賭けに出た。
有栖川くんを真似して床に背をつけて、指をお尻の穴に挿入する。
「あぅ あっ んんっ」
『尻尾』に慣らされたお尻の穴はたやすく僕の指を呑み込んだ。
オナニーの時にお尻を使ったことはないけど、たまに押されると気持ち良くなる場所があるのはわかる。
たぶんあそこを刺激すれば早く行けるはず!
僕は初めてのアナルオナニーを人前でする恥ずかしさを考えないようにして指をグニグニと動かす。
するとチンチンの裏側あたりを押したときジーンと響くような快感が走るポイントを見つけた。
ここだ!
僕はそこを肛門の内側から押して刺激しながら、チンチンを刺激した。
すると、チンチンだけをいじっていた時よりも驚くほど速く射精の感覚が近付いてきた。
「アッ あっ あぁ ンッ やっ はっ 」
もう出そう…!お尻いじりながら射精しちゃうよぉ…。
「んんんんんっ あっ はっ あああああああああああぁっ 出るっ」
〈ビュルッ ビュルッ ビュルッ ビュッ〉「「ストップ」」
僕のチンチンから濃い精液が噴き出し、体と指を汚していく。
射精して冷静になると急に恥ずかしさがこみ上げる。
(みんなの前でお尻で気持ち良くなっちゃった…恥ずかしい…)
みんなにはじめてお尻をいじりながらオナニーする姿を見られてしまったことが、恥ずかしくなり、僕の顔が紅潮していく。
「全員イったわね。じゃあ、タイムを発表するから首輪を見せて頂戴」
僕たちは首輪を美貴様に見せた。
「じゃあ今回の結果を発表するわ」
「有栖川 2分45秒 」
「卯崎 3分58秒」
「秋常 5分2秒」
「戌井 7分1秒」
「猪瀬 7分2秒」よ。
「正太がトップね。良かったわね、早漏で。それともアナルオナニーに慣れてるからかしら?ウフフ」
揶揄された有栖川くんは恥ずかしそうに俯いている。
「じゃあ、続いて次の組始めるわよ」
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「これで第1種目目は終了。今日はここまででいいわ。お疲れ様。明日は次の種目をさせるから、それまで射精禁止よ。何をするかはまだ秘密。対策立てられたらつまらないからね。」
僕たちは今日のところは解放され、帰宅の途に着いた。
綾人と連れ立って帰る中、自然と話題は今日のことと明日のことになった。
「今日も大変だったね。やりたくはないけどなんとか下位3人にだけは入らないようにしようね。お互いにさ。」
「うん。今日の成績は可もなく不可もなくって感じだったから他に何をやるか次第だろうね。(ちなみに綾人の結果は5分25秒だった。)」
「それにしても美貴様もいろんなこと考えるよね。明日何させられるんだろうね?」
「うーん。やっぱり似たようなことだろうから、タイムトライアル以外って言ったら耐久性とか持続力とか関連じゃないかな」
うん、確かに妥当そうな内容だ。
「ありそうだね。まあ分かっても何もできないけど…。」
「…そうだね。」
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次の日また同じ時間がやってきた。
「じゃあ、今日は第二種目をやります。第二種目は
『連射』よ。
ルールは
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
①オナニーして連続で何回も射精し、その回数を競う。
②オナニースタイルは自由。
③制限時間は1時間。
④首輪のタイマーをセットして制限時間を計測。
⑤全員一斉にスタートする。
⑥射精するときには「○回目、射精します」と宣言する。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「分かった?分かったらそろそろ始めるわよ。昨日と同じように首輪以外は脱ぎなさい。」
僕たちは同じように全裸になる。
「準備はいい?じゃあ始めるわよ。よーい、スタート!」
「「「「「「「「「タイマースタート《1時間》」」」」」」」」」
今日は時間制限がある。
早めにできるだけ射精していかないと時間だけが過ぎていきそうだ。
皆そう思ったようで全員、かなりのハイペースでオナニーを開始している。
昨日のスコアでは7分だったから60÷7=8.57回ってことになるけど、もちろんそう上手くいかない。
連続で2回以上オナニーすること自体が初めてなので自分の性能力の限界がわからないし、何回射精すれば安全なのかよくわからない。
とにかく最初はなるべく早く射精しておいた方がいい。
そう思った僕は、チンチンを勃起させて手早くしごき始める。
「ん ふぅ は あぁ」
少しづつ快感が高まっていく。
昨日よりはまだ、はやくしなきゃ!と言うプレッシャーが弱いせいか1回目はもっと早くイクことができそうだ。
僕の周りからはさすがに男子20人全員でオナニーしているだけあって皆の激しい息遣いとチンチンをしごく音だけが聞こえ、異様な熱気に包まれている。
今のところはまだ射精した子はいないようだ。
そのことだけ見てとり、僕は自分のオナニーに集中することにした。
シコシコ、シコシコ、シコシコ、とひたすらしごき続けること数分、そろそろイキそうだ。
周囲には何人かはもう1度目の射精を終えたらしく、精液特有の生臭い匂いが漂っている。
しかし、まだまだ皆の手は休む間もなく動き続けている。
そのため、誰が射精したのかは良く分からない。
「んんっ あっ あっ はぁっ」
そろそろ出ちゃう!射精しちゃう!
「んっ はっ あ、1回目 射精します!」
〈ドビュッ ビュッ ビュッ ビュルッ〉1回目の精液が僕の手を汚していく。
何回も律動し白い液を噴き上げていく僕のチンチン。
いつもならここで止めていた。
今回はここからが勝負の始まりだ。
射精の止まったチンチンを見ながら、頭の中であとどれくらいできそうかを計算するが経験が足りないためわからない。
とにかくたくさん射精しなくては負けてしまう。
僕は荒れた息を整えて、今出した精液を手とチンチンにからめ、滑りの良くなったチンチンを再びしごき始める。
このころになると周囲の精臭も一段と強くなっている。
おそらくほとんどが1回目の射精をしたのだろう。
負けていられない!
「ぁ は う んんぅ はあっ」
チンチンが自らの精液で濡れ、オナニーを楽にしてくれている。
早いスピードでしごくのも楽になり、ペースが上がっていく。
ヌルヌルと滑るチンチンは今までとはまったく別種の快感を伝えてくる。
今までとは質の違う快感に酔いしれることさらに数分、早くも2回目の射精ができそうだ。
周りからもそろそろ何人か「2回目射精します」と声が聞こえてきていた。
「あ、ふぁ うんっ あっ あっ んぁっ ああっ 2回目、射精、します!」
〈ビュルッ ビュッ ビュッ〉さすがにまだまだ濃いとはいえ一回目よりは勢い、量ともに衰えた射精だった。
ここまでで、大体12~13分くらいだと思う。
ここまでは調子がいい。
でも、さすがにチンチンも二回連続で射精したせいで勃起がおさまってきてしまった。
何とか、巧みにいじって勃起を回復させた。
まだ、イケそうだけどここからは大変そうだ。
それはみんなも同じなようで、周りを伺うと一度中断して息を整えている子、がんばってチンチンをいじっているもののなかなか勃起できない子、ずっとオナニーし続けているのだが、なかなかイケずに汗ばみながら必死にしごいている子などが見える。
どうやら3回以上からが難しいようだ。
とにかく、何とかもう一度射精しよう。
また、同じように自分で出した精液を潤滑液にしてオナニーを始めた。
「ふぅ ふぅ ふぅ はっ」
少しづつ気持ち良くはなってくるのだが、初めのころと比べると明らかにペースが落ちている。
そして、最初に出した精液が少し乾き始めてきたため、ヌルヌルが足りなくなってきた。
そこで、ある事をひらめいた。
ヌルヌルがあったほうが良ければツバをつけてみたらどうだろう?
早速、右手を一度チンチンから離すとその掌にたっぷりと唾をまぶした上で、
オナニーを再開する。
これがなかなかうまく行った。
ただの手よりも変わった快感を感じる。
これなら何とかなりそうだ。
〈クチュッ クチュッ 〉僕はツバの助けを借りてチンチンを絶頂へと押し上げるべく、リズミカルに扱く。
「んはっ くぅん ふぅっ!」
〈クチュクチュクチュクチュクチュ〉ヌルヌルが気持ちよく、手も滑らかに動かせる。
でも、すでに二回射精したチンチンはなかなか射精には至らない。
辛抱強くしごき続けることしばらく、やっと射精感が込み上げてきた。
「あ、あ、あっ 3、回目、射精します…っ」
〈ドピュッ ピュルッ ピュピュッ 〉さすがに3回目ともなると精液が薄くなってきている。
ただ、水っぽくなったせいか打ち上げ花火のように僕の頭上を越えて高い所まで精液が打ち上げられたかと思うと、重力に従って落ちてきた。
「ゼェ ハァ ふう」
さすがに立て続けの3回の射精は体への負担が大きく、息がなかなか整ってくれない。
すぐ次のオナニーに取り掛かるだけの気力もなくぐったりとする僕。
他の子たちも、完全に動きを止めてしまっている子やオナニーを続けているものの射精できず疲れてしまっている子が多い。
だが、そんな僕たちに美貴様から叱責が飛ぶ。
「駄目よ、そんなんじゃ。つまらないわ。もっと頑張ればできるはずよ。あまりやる気が見られないようなら罰を与えます。そのつもりでもっと頑張りなさい!」
僕たちはぐったりした体に鞭打ち、オナニーを再開した。
ただでさえ、つらいのにこの上、罰なんて受けるのは嫌だ。
それは僕だけでなく皆の総意であるようで、全員気力を振り絞ってオナニーを再開する。
「くっ はっ はっ ふっ うっ」
だるい体を何とか動かし、チンチンをしごき続ける僕。
なかなか勃起しなかったが、何とか勃たせてオナニーを続ける。
先ほどと同じように唾をつけヌルヌルにした状態で、しごきあげる。
体中がだるくて腕にも力が入らなくなってきており、今まで後ろに回していた左手を前に回して背中をじかに床につけて腹筋運動の途中のような姿勢になる。
あいた左手で玉や袋の方も同時に刺激して、違う快感を与えることで新しい性感を呼び起こす。
モミモミ、シコシコ、クチュクチュと動かし続けることさらに数分、何とかまた快感がじりじりとチンチンから昇ってきた。
僕には、もう今何分経ったのか、また、あと何分残っているのか既にわからなくなっていた。
もうそんなことにかける余裕はなくなりはじめ、機械的に射精を追い求める射精マシーンとしての僕だけが残る。
既に気持ちいいからオナニーしているのではなく、射精するためにオナニーをしている心境だ。
ただ、ひたすらにチンチンをいじり続けていると何とかもう一度射精できそうになってきた。
「あっ あっ あっ んっ あああっ んんんっ 4、回目 射 精 し、ます」
〈ピュルッ ピュルッ〉僕のチンチンから4回目となる精液が迸り出た。
だがかなり薄くなっており、いつもならドロリとした濃厚な黄色みがかった乳白色の精液が出てくるのだけど、半透明のさらりとした精液だけがチンチンから飛んで行った。
もちろん過去に連続で4回も射精したことはないので、僕の体はもはやガクガクと震えて力が入らず、生まれたての仔馬のような有様になっている。
もう、ゆるして…
僕はもうオナニーを続ける気力を失っていたが、そんな僕を目ざとく見つけだした美貴様はこう言った。
「あら?誰が休んでいいって言ったのかしら?10秒以内に続けないと罰を与えるわ。いーち、にーい、さーん、よーん、ごーお、ろーく、しーち、はーち、」
ちょ、ちょっと…待って…!
僕は悲鳴をあげる体を無理やり動かし、再び刺激し始める。
そんな僕を見て、美貴様は笑いながらこういった。
「あら、残念。罰を与えてあげたかったんだけど。ま、いいわ」
危なかった…。
僕の体は慣れない連続射精でもう思うように動かせないが、もはや気力だけでオナニーを続ける。
過去にこんな気持ちでオナニーに臨んだことは無かった。
無理やり勃起させたチンチンはわずかな痛みも感じ始めている。
もう、自分が何のためにオナニーしてるのか分からなくなってきた。
頭がもうろうとしてくる。
…。
………。
ぼく、なんでこんなことしてるんだっけ…
ていうか、今何してるんだったかな…
あ、そうだった。オナニーしてるんだ…。
がんばって射精しなきゃ…。
?
???
なんで射精しなきゃいけないの?
ま、いいか…はやく出しちゃお。
僕の頭はこのあたりになるともうろうとして正常な思考ができなくなってきていたが、なぜか、急に体のだるさが吹き飛び、気分が高揚してきた。
これって俗に言うランナーズ・ハイってものみたいなものかな。
っていうかオナニーズ・ハイ?
「プッ あははっ」
頭によぎった言葉に自分で笑ってしまった。
なんだろ。なんかとっても楽しいや。あははっ。
何でこんなに楽しいのかな。
「んんっ あっ はっ ははっ あははっ んぁっ」
後から考えるとチンチンをしごきながら笑ってる僕は周りから見たら異様な姿だっただろうと思う。
でも、このとき周りの男子は他人に気をかけてる余裕なんて全員がなかった。
なぜかよくわからない高揚感と妙にクリアに感じる快感を貪るようにオナニーをする僕。
「はぁっ んんんっ んあっ あっ」
既に4回も射精した後にもかかわらず、僕のチンチンは硬さを取り戻し、強い快感を僕に伝えてくる。
でも、物足りない。
もっと気持ち良くなりたいな…。
そうだ、前にお尻に指入れてオナニーしたら気持ち良かったんだった。
そう考えた僕は指を唾でドロドロにするとお尻の穴に挿入した。
「んぁっ く ふぅ」
お尻の穴に指を入れてグニグニと動かし、気持ちいいところを探す。
グニグニ モゾモゾ グニグニ 「ふあっ」
ここだ!
ジーンとチンチンと体内に鈍い快感が走る。
気持ちいいポイントを見つけた僕は、激しくお尻とチンチンを刺激する。
グニグニ
シコシコ
グニグニ
シコシコ
その繰り返しを続けることで快感の絶頂が近付いてきた。
そろそろ射精しそうだ。
「あっ あっ あっ あっ あっ んんんんっ 5回目 射精するっ!」
〈ビュク ビュク ピュルッ〉僕のチンチンからはさすがに限界なのか少量の精液だけが出てきた。
そして僕が射精した10秒後に一斉にタイマーのアラームが鳴りだした。
〈ピー ピー ピー ピー ピー〉電子音が教室に鳴り響く。
「はい、そこまで。お疲れ様。終了よ」
美貴様の号令がかかった。
どうやら、一時間がたったようだ。
恐ろしく長い一時間だった…。
「はい、今日のトップは将人よ。将人のスコアは5回だったわ。
さすがにチンチン『だけ』成長してる子はちがうわね。チンチン『だけ』は並みの大人以上なんだもの。
みんな、拍手ー。」
僕に皆からまばらな拍手が送られるが、僕にはほとんど届いていなかった。
最後の異常なハイテンションが過ぎ去って行ったあと、僕の体には異常な倦怠感が残り全く動く気力がわいてこない。
力を入れようとしても生まれたての仔馬のようにプルプルと震え、立ち上がることもできそうにない。
「じゃあ、今日はこれでおしまいにするわ。明日もまだやるから、今日はゆっくり休みなさい。」
「あっそうそう、今日は大変だったでしょうから男子〈ペット〉たちにはいいものをあげるわ。」
そう言って美貴様は錠剤を取り出し、男子たちに配っていく。
「これは、うちの会社で作った強壮剤と精力増強剤よ。強壮剤には疲労を軽減してくれる効果、精力増強剤には精液の分泌を助ける効果があるわ。
ちゃんと飲みなさい。
ただ、ちょっと飲むとむらむらして射精したくなっちゃうんだけど、これだけ出してれば多分、大丈夫だと思うわ。でももししたくなってもオナニーしちゃだめよ。」
美貴様はそう言って僕たちに錠剤を飲ませる。
さすがにすぐには効いてこないが、とりあえず明日までに復活しておかなければいけないのでありがたい。
僕たちは、後片付けをしたあと解散となり、僕は今いつものように綾人と帰っている。
僕の体はまだ力が入らずふらついており、時々綾人に肩を貸してもらっている。
「大丈夫?どこかで休んでいく?」
綾人が心配そうに僕に声をかけてくる。
「へーき、へーき、大丈夫だよ。心配してくれてありがと。」
僕はつらさを押し殺して出来るだけ平気そうに言葉を返した。
そんな僕にちょっと困った表情で
「わかった。でも無理しないで。」
と綾人が言ってきた。
…多分、辛いのばれてる。
だって、ちょっと悲しそうな顔してるもん。
綾人には隠しごとできないんだよね、いっつも。
でも、あんまり心配かけたくないからついごまかしちゃう。
心の中で言い訳を考えながらなんとか家まで辿り着いた。
僕はすぐに自分の部屋に行くと眠りについた。
--------------------------------------------------------------------------------
次の日、朝になって目が覚めた。
一度、食事のために一階に行ったはずなのだがほとんど記憶がない。
昨日の疲れはなんとか抜けてくれているようだ。
あの薬のおかげかな。
ふと、下半身を見ると今までにないほどに激しく朝立ちをしている僕のチンチン。
あの薬の副作用(むしろ本来はこちらがメインなんだろうけど)かな。
朝食の時や着替えの時もなかなかおさまらないものだから今朝は苦労させられた。
なんとかおさまらせて、いつものように家を出る。
綾人と挨拶してまた学校に向かう。
ちなみに、綾人もなかなか朝立ちがおさまらず大変だったと言っていた。
やっぱりあの薬のせいか…。
そして今日も放課後がやって来た。
《後編に続く》
- 2009/03/28(土) 02:44:36|
- 女王様たちの教室
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